craforaフィルム現像データを出典と確認日つきで置いておく場所

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Kentmere 400とTri-X 400を比較する記事(現像時間データ・確認日2026-08-24)

初出 データ確認

図1:この記事に関係する組合せの現像時間(12件)
現像時間(分)Kodak Tri-X 400510-Pyro / 1+100 / EI250 / 20℃6.5分Kodak Tri-X 400510-Pyro / 1+100 / EI400 / 20℃8分Kodak Tri-X 400510-Pyro / 1+100 / EI800 / 20℃13分Kodak Tri-X 400510-Pyro / 1+100 / EI1600 / 20℃21分Kodak Tri-X 400ACU-1 / 1+5 / EI1000 / 21℃10・14分Kodak Tri-X 400Acufine / stock / EI400 / 20℃3分Kodak Tri-X 400Agfa Ansco 47 / stock / EI250 / 2…5分Kodak Tri-X 400Prescysol EF / 1+5+100 / EI400 / …10.5分Kodak Tri-X 400Wehner Developer / 1+1+18 / EI400…14分Kentmere 400Agfa 14 / 1+1 / EI400 / 20℃17.5分Kentmere 400DK-76 / 1+1 / EI800 / 20℃17分Kentmere 400Ilford Multigrade / 1+49 / EI400 …8.5分
カルテに入っている一次資料の値をそのまま棒の長さにした図。数字は元の表記のまま(範囲や複数値はそのまま出す)。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図2:希釈 1+100 の体積比
希釈 1+100原液 1 : 水 100(この記事のデータで 4 件)全量を 101 とすると、原液は 1/101(1%)例:仕上がり 600mL なら 原液 5.9mL + 水 594.1mL比率1:100
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。

Kentmere 400とTri-X 400を比較する記事(現像時間データ・確認日2026-08-24)

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結論(先に)

Kentmere 400は公式データシートの現像時間を確認できました。Tri-X 400側は今回の資料束に公式現像データが入っておらず、僕はまだ確認できていません。だから「どちらが優れているか」は今この記事では答えられません。答えられるのはKentmere 400単体の公表値だけです。

時間の比較図
画像出典: Ilford公式製品ページ(2026-08-24 確認・自作の図解(データは出典の公表値))
  • Kentmere 400のISO感度:400/27°(ID-11・20℃・間欠撹拌での測定値)
  • Kentmere 400をID-11 Stockで現像:9.5分(20℃)
  • Kentmere 400をILFOTEC DD-Xの1+4希釈で現像:11.5分(20℃)

Tri-X 400の同条件の値は、僕の手元の資料には無いので書きません。

他の現像液どうしの比較データはDD-XとID-11の比較記事にまとめています。この記事はKentmere 400というフィルム単体のカルテ、あちらは現像液どうしの比較という別の切り口です。あわせて読むと現像の全体像がつかみやすいと思います。

Kentmere 400 現像時間(公式データシート・20℃)

現像液 希釈 時間 出所 確認日
ID-11 Stock 9.5分 Ilford公式ページ・公式データシート(PDF) 2026-08-24
ID-11 1+1 16.5分 Ilford公式ページ・公式データシート(PDF) 2026-08-24
ID-11 1+3 25.5分 Ilford公式ページ・公式データシート(PDF) 2026-08-24
MICROPHEN Stock 8分 Ilford公式ページ 2026-08-24
MICROPHEN 1+1 15分 Ilford公式ページ・公式データシート(PDF) 2026-08-24
ILFOTEC HC 1+31 8分 Ilford公式ページ 2026-08-24
ILFOTEC LC29 1+29 11分 Ilford公式ページ 2026-08-24
ILFOTEC DD-X 1+4 11.5分 Ilford公式ページ 2026-08-24
Tri-X 400(現像液全般) 記載なし 今回未確認

表の最後の行は空欄ではなく「記載なし」にしています。値を捏造するより、無いと明示するほうが正直だと考えているからです。ID-11の1+3・25.5分とMICROPHENの1+1・15分は、公式製品ページの表記(25 ½分・15分)に加えて、公式データシート(PDF)の秒単位表記(25:30・15:00)でも同じ時間を確認しています。

選び方(Kentmere 400単体で読む場合)

液温が20℃から動かせない現場なら、この表の数字はそのまま使えます。ただし液温が変わると時間も変わります。表の数字は20℃固定の値で、他の温度での換算値は僕は計算していません(自分で係数をかけて出した時間は、確かめられない数字になるからです)。

希釈を選ぶ基準はシンプルです。Stock(原液)は時間が短く調整の幅が狭い。1+1、1+3と薄めるほど時間は伸びますが、その分タイミングの余裕が出ます。ID-11ならStockの9.5分から1+3の25.5分まで、同じ現像液でも幅があります。

他の現像液の値はKentmere 400のカルテにまとめています。

Tri-X 400が今回書けなかった理由

この記事はもともとKentmere 400とTri-X 400の実写比較として企画されました。ですが実際に手元にある資料束を開くと、Kentmere 400の公式データシートしか入っておらず、Tri-X 400側の公式現像データは1件も含まれていませんでした。

一般に「Tri-Xはこう」という知識は僕の中にもありますが、それを確認日もURLも無いまま書くと、この記事の他の数字と区別がつかなくなります。出典の無い数字を一つでも混ぜたら、出典のある数字まで信用できなくなる。だから今回は空けています。

調べた範囲(今回渡された資料束とIlford公式ページ2件)では、Tri-X 400の公式現像時間は見つかりませんでした。Kodak Alarisの公式データシートを別途確認すれば載っているはずです。

確かめ方と未評価

確認できた公表値は、Kentmere 400のISO感度とID-11/MICROPHEN/ILFOTEC各現像液の現像時間で、確認日はいずれも2026-08-24です。 ✅出どころ:Ilford/Harman公式製品ページおよび公式データシート(PDF)。 ❌未評価:Kentmere 400・Tri-X 400ともに、実際の写り・粒状・階調・仕上がりは僕は現像していないため評価していません。メーカー公式のデータシートで確認してください。 ❌未確認:Tri-X 400の公式現像時間データは今回の資料束に含まれておらず、この記事では扱っていません。 🔄処方・データシートは改訂されうるので、作業前に必ず公式サイトで最新版を確認してください。

データを図で見る

下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。

図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長)
0分5.3分10.5分15.8分21分Kodak Tri-X 4003–21分Kentmere 4008.5–17.5分
青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:現像液ごとの現像時間の幅(最短〜最長)
0分5.3分10.5分15.8分21分510-Pyro6.5–21分
同じ現像液でもフィルムと希釈で幅が出る。2件以上在る現像液だけ。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈 1+100 の体積比
希釈 1+100原液 1 : 水 100(この記事のデータで 4 件)全量を 101 とすると、原液は 1/101(1%)例:仕上がり 600mL なら 原液 5.9mL + 水 594.1mL比率1:100
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+1 の体積比
希釈 1+1原液 1 : 水 1(この記事のデータで 2 件)原液全量を 2 とすると、原液は 1/2(50%)例:仕上がり 600mL なら 原液 300mL + 水 300mL比率1:1
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 stock の体積比
希釈 stock原液のまま(希釈しない)(この記事のデータで 2 件)原液タンクに入れる液は全量が原液
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+49 の体積比
希釈 1+49原液 1 : 水 49(この記事のデータで 1 件)全量を 50 とすると、原液は 1/50(2%)例:仕上がり 600mL なら 原液 12mL + 水 588mL比率1:49
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:この記事に関係するデータの現像液別の件数
件数510-Pyro4 件ACU-11 件Acufine1 件Agfa 141 件Agfa Ansco 471 件DK-761 件Ilford Multigrade1 件Prescysol EF1 件Wehner Developer1 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事に関係するデータのフィルム別の件数
件数Kodak Tri-X 4009 件Kentmere 4003 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:液温ごとの件数(どの温度で書かれているか)
件数20℃10 件21℃1 件24℃1 件
資料が20℃で書かれているのか他の温度なのかは、そのまま読者の作業条件になる。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事のデータの現像時間の分布
件数5分未満1 件5〜8分2 件8〜11分4 件11〜15分2 件15〜20分2 件20分以上1 件
分の数値が取れた行だけを数えている。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:モノクロ現像の工程の並び
1前浴水(省く処方もある)2現像液温と時間が結果を決める3停止停止液または水4定着ハイポ/急速定着5水洗流水または交換法6乾燥水切り剤ののち吊る
工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。
図:現像タンクの断面(どこに何が入るか)
遮光された注液口(明室で液を出し入れできる)蓋(撹拌のとき外れないか毎回確認)リール=フィルムを巻く溝液(リールが完全に浸る量まで)タンク本体撹拌=反転
位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。
図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10)
件数510-Pyro99 件D-7669 件Acufine65 件HC-11042 件Acurol-N35 件ID-1130 件ACU-128 件Adox HR-DEV28 件Atomal 4927 件Eco Pro21 件
うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10)
件数Adox CHS 10048 件Adox CHS 2540 件Fomapan 10031 件Adox CHS 100 II30 件AgfaPhoto APX 10029 件Arista EDU Ultra 10024 件Ilford HP5+22 件AgfaPhoto APX 40021 件Adox Silvermax19 件Fomapan 40019 件
同じくDBの厚み。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8)
件数stock327 件1+1102 件1+10099 件1+983 件1+5048 件1+333 件1+1030 件1+1928 件
どの希釈で資料が書かれているかの分布。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事の図の元になっているDBの規模
件数現像時間の行(組合せ)1165 行フィルム(乳剤)の点数176 点現像液の点数162 点希釈の表記の種類80 種
数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27

図の元データは現像時間の一覧に全部載せている(絞り込みできる表)。値の取り違えを見つけたら出典のリンクから原文を確かめてほしい。

よくある質問

QKentmere 400のISO感度はいくつですか
A

公式データシートで確認できたのはISO 400/27°です。この値はILFORD ID-11現像液・20℃・間欠撹拌のスパイラルタンクで測定されたと明記されています(ilfordphoto.com、確認日2026-08-24)。

QKentmere 400をID-11で現像する場合の時間は
A

公式ページのTechnical Specification表では、ID-11 Stockで9.5分、1+1希釈で16.5分、1+3希釈で25.5分と確認できました(ilfordphoto.com、確認日2026-08-24)。液温・撹拌の指定は本文の表を見てください。

QKentmere 400とTri-X 400、実写でどちらが粒状は細かいですか
A

僕は現像していないので粒状・階調・仕上がりは評価できません。今回の資料束にはTri-X 400側の公式現像データが含まれておらず、比較できる数値の出典が今のところ確認できていません。Kodakの公式データシートを直接確認することをおすすめします。

QKentmereのDD-X現像時間は
A

公式データシートでILFOTEC DD-X 1+4希釈・11.5分と確認できました(ilfordphoto.com、確認日2026-08-24)。液温20℃での値です。

Qこの記事のTri-X 400のデータはどこから来ていますか
A

来ていません。調べた範囲(今回渡された資料束と公式ページ)ではTri-X 400の公式現像時間データが見つからなかったため、本文には書いていません。Kodak Alarisの公式データシートで別途確認してください。

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