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イルフォテック DD-X と ID-11 の違い|HP5 PLUSの公式現像時間で比較(確認日2026-08-22)

初出 データ確認

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製品形態公式の希釈確認日 ▾公式
D-112026-07-27公式へ
Ilford HP5 Plus2026-07-23公式へ
ID-112026-07-27公式へ
Ilford ID-11粉末(1L・5L 溶解用)。微粒子の汎用現像液で、全ての黒白フィルムに使える定番。原液(Stock)/1+1/1+3 での使用が ILFORD フィルムの公式表に掲載。例:HP5+ で ID-11 Stock 7½分・1+1 13…2026-07-23公式へ
Ilford Ilfotec DD-X液体濃縮の微粒子現像液。1+4 に希釈して使い切り(one-shot)。推奨現像温度20℃。DELTA PROFESSIONAL 系フィルムを引き立…公式は 1+4 使い切り。ILFORD フィルムの公式表での例:HP5+ で DD-X 1+4 9分/FP4+ で 1+4 10分/Delta 10…2026-07-23公式へ

この表はカルテ(公式ページ/データシートの確認記録)から自動で作っている。値が取れていない欄は「—」。 実写・実現像の写り/粒状はこの表に入れていない(未評価)。

図1:この記事に関係する組合せの現像時間(12件)
現像時間(分)Adox CHS 100ID-11 / stock / EI100 / 20℃7分Adox CHS 100ID-11 / 1+1 / EI100 / 20℃10分Adox CHS 100 IIID-11 / stock / EI100 / 20℃6.5・6.5・5.75分Adox CHS 100 IIID-11 / 1+1 / EI100 / 20℃9・9・8分Adox CHS 25ID-11 / 1+1 / EI20 / 20℃5分Adox CHS 25ID-11 / 1+3 / EI25 / 20℃9-10分Adox ORT 25ID-11 / stock / EI25 / 20℃6分Agfa Cinerex IC1NID-11 / stock / EI50 / 20℃4.5分Agfa CopexID-11 / stock / EI25 / 20℃5分Agfapan APX 100ID-11 / 1+1 / EI100 / 20℃11.5分Agfapan APX 100ID-11 / 1+3 / EI100 / 20℃20分Atomic XID-11 / stock / EI100 / 20℃7分
カルテに入っている一次資料の値をそのまま棒の長さにした図。数字は元の表記のまま(範囲や複数値はそのまま出す)。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図2:希釈 stock の体積比
希釈 stock原液のまま(希釈しない)(この記事のデータで 17 件)原液タンクに入れる液は全量が原液
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。

イルフォテック DD-X と ID-11 の違い|HP5 PLUSの公式現像時間で比較

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結論(先に)

手元にHP5 PLUSが1本あって、今夜これを20℃で通すなら、公式データはこう出ています。

  • 時間を最短で切り上げたい → ID-11 Stock(原液)で7.5分(ILFORD公式HP5 PLUS表・確認日2026-08-22)。
  • 液体で計量を簡単にしたい → DD-Xを1+4に希釈して9分(同表)。
  • 粉末の希釈を薄めて使い回したい → ID-11を1+1に希釈して13分(同表)。

どれも数分の差で、劇的な違いではありません。DD-Xは液体、ID-11は粉末という形状の違いのほうが、実際の運用では効いてきます。

データ表(HP5 PLUS・20℃・出典: ILFORD公式)

現像液 希釈 時間 出所 確認日
DD-X 1+4 9分 DD-X確認カルテ 2026-08-22
ID-11 Stock(原液) 7.5分 ID-11確認カルテ 2026-08-22
ID-11 1+1 13分 ID-11確認カルテ 2026-08-22

表の出典はいずれも同一ページ(ILFORD公式 HP5 PLUS Technical Specification表)です。液温・希釈・時間の3点セットで読んでください。単独の時間だけを覚えても、条件が変われば答えは別物になります。

現像タンクとリール 出所: Wikimedia Commons

選び方

希釈が濃いほど時間は短くなりますが、その分1回の使用量に対する調整の幅が狭くなります。ID-11のStockは7.5分と短時間で済む一方、液を薄めて量を伸ばしたい場合は1+1で13分に延びます。DD-Xは1+4の1択で、希釈を変えて時間を調整する運用は公式表には出てきません。

粉末か液体かも実務上の分かれ目です。ID-11は粉末なので溶解の手間がありますが、未開封なら保存が利きます。DD-Xは液体濃縮で計量は楽ですが、1+4は使い切り前提です。

DD-Xの公表値(軸ごとの本文)

DD-Xは液体濃縮の微粒子現像液です。ILFORD公式のILFOTEC DD-X製品ページ(確認日2026-08-22)によると、1+4に希釈して使い切りで使う設計で、推奨現像温度は20℃です。

HP5 PLUSでの実際の時間は、同じくILFORD公式のHP5 PLUS製品ページのTechnical Specification表(確認日2026-08-22)に「ILFOTEC DDX 1 + 4 9」とあり、1+4希釈・9分と読み取れます。この表はDD-Xだけでなく他の現像液もまとめて掲載していますが、DD-Xの行だけを見れば条件は揃っています。

HP5 PLUSページには「CHOOSING THE BEST ILFORD DEVELOPER」という公式の区分表もあります。ここには行が別に分かれています。高感度域の「Best overall image quality」行ではDD-X(Liquid)が挙げられ、これとは別の「Maximum Film Speed」という行にもDD-X(Liquid)とMICROPHEN(Powder・Stock)が挙げられています。増感を前提にした運用で候補に挙がる現像液、という位置づけです。ただしこの区分は公式の分類であって、僕自身が増感して現像した結果ではありません。

ID-11の公表値(軸ごとの本文)

ID-11は粉末の汎用微粒子現像液です。ILFORD公式のID-11製品ページ(確認日2026-08-22)によると、1L・5Lの溶解用で販売され、未開封の粉末は冷暗所で保存できます。

HP5 PLUSでの時間は、同じくHP5 PLUS製品ページのTechnical Specification表に「ID11 Stock 7 ½」「ID1 1 1 + 1 13」とあり、Stock(原液)で7.5分、1+1希釈で13分です。分数表記の「7 ½」は7.5分として扱いました。

「CHOOSING THE BEST ILFORD DEVELOPER」の区分表では、「Best overall image quality」行のEI400/27とEI800/30にID-11(Stock)が挙げられています。ただし「Maximum Film Speed」行には出てきません。増感重視ならDD-XやMICROPHENが公式の候補として挙げられており、ID-11は標準〜中感度域での高画質重視という位置づけです。

確かめ方と未評価

✅確認した公表値と確認日:DD-XのHP5 PLUS 1+4・9分、ID-11のHP5 PLUS Stock・7.5分/1+1・13分(いずれもILFORD公式 https://www.ilfordphoto.com/hp5-plus-35mm/ ・確認日2026-08-22)。DD-X・ID-11それぞれの製品仕様(液体/粉末・希釈方式)も同社公式ページで確認しました。

✅出どころ:全てILFORD公式ドメイン(ilfordphoto.com)のページで、他社の集約サイトの値は使っていません。

❌未評価:写り・粒状・シャープネス・階調の優劣は評価していません。僕は現像していないので、これらは判断できません。ILFORD公式ページには「Finest grain」「Maximum Sharpness」という区分表もありますが、それも公式の分類であって僕自身の実測ではありません。実際の仕上がりは公式データシートと、自分のタンクでの結果で確認してください。

🔄処方・データシートは改訂されうるものです。作業前に必ずILFORD公式ページで最新の値を確認してください。

確認日: 2026-08-22

データを図で見る

下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。

図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長)
0分5分10分15分20分Agfapan APX 1009–20分Adox CHS 1007–10分Adox CHS 100 II6.5–9分Adox CHS 255–9分Kodak Aerocolor IV 246013.5–17分Oriental Seagull 1009–11.5分Rollei Blackbird6–10分Street Candy ATM 4008–9.5分
青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:現像液ごとの現像時間の幅(最短〜最長)
0分7.5分15分22.5分30分ID-114.5–30分
同じ現像液でもフィルムと希釈で幅が出る。2件以上在る現像液だけ。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈 stock の体積比
希釈 stock原液のまま(希釈しない)(この記事のデータで 17 件)原液タンクに入れる液は全量が原液
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+1 の体積比
希釈 1+1原液 1 : 水 1(この記事のデータで 9 件)原液全量を 2 とすると、原液は 1/2(50%)例:仕上がり 600mL なら 原液 300mL + 水 300mL比率1:1
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+3 の体積比
希釈 1+3原液 1 : 水 3(この記事のデータで 3 件)原液全量を 4 とすると、原液は 1/4(25%)例:仕上がり 600mL なら 原液 150mL + 水 450mL比率1:3
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+2 の体積比
希釈 1+2原液 1 : 水 2(この記事のデータで 1 件)原液全量を 3 とすると、原液は 1/3(33.3%)例:仕上がり 600mL なら 原液 200mL + 水 400mL比率1:2
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:この記事に関係するデータのフィルム別の件数
件数Agfapan APX 1003 件Adox CHS 1002 件Adox CHS 100 II2 件Adox CHS 252 件Kodak Aerocolor IV 24602 件Oriental Seagull 1002 件Rollei Blackbird2 件Street Candy ATM 4002 件Adox ORT 251 件Agfa Cinerex IC1N1 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:液温ごとの件数(どの温度で書かれているか)
件数20℃28 件22℃1 件28℃1 件
資料が20℃で書かれているのか他の温度なのかは、そのまま読者の作業条件になる。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事のデータの現像時間の分布
件数5分未満1 件5〜8分8 件8〜11分12 件11〜15分6 件15〜20分1 件20分以上2 件
分の数値が取れた行だけを数えている。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:モノクロ現像の工程の並び
1前浴水(省く処方もある)2現像液温と時間が結果を決める3停止停止液または水4定着ハイポ/急速定着5水洗流水または交換法6乾燥水切り剤ののち吊る
工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。
図:現像タンクの断面(どこに何が入るか)
遮光された注液口(明室で液を出し入れできる)蓋(撹拌のとき外れないか毎回確認)リール=フィルムを巻く溝液(リールが完全に浸る量まで)タンク本体撹拌=反転
位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。
図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10)
件数510-Pyro99 件D-7669 件Acufine65 件HC-11042 件Acurol-N35 件ID-1130 件ACU-128 件Adox HR-DEV28 件Atomal 4927 件Eco Pro21 件
うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10)
件数Adox CHS 10048 件Adox CHS 2540 件Fomapan 10031 件Adox CHS 100 II30 件AgfaPhoto APX 10029 件Arista EDU Ultra 10024 件Ilford HP5+22 件AgfaPhoto APX 40021 件Adox Silvermax19 件Fomapan 40019 件
同じくDBの厚み。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8)
件数stock327 件1+1102 件1+10099 件1+983 件1+5048 件1+333 件1+1030 件1+1928 件
どの希釈で資料が書かれているかの分布。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事の図の元になっているDBの規模
件数現像時間の行(組合せ)1165 行フィルム(乳剤)の点数176 点現像液の点数162 点希釈の表記の種類80 種
数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27

図の元データは現像時間の一覧に全部載せている(絞り込みできる表)。値の取り違えを見つけたら出典のリンクから原文を確かめてほしい。

よくある質問

QDD-XとID-11、HP5 PLUSでの現像時間はどう違いますか
A

ILFORD公式のHP5 PLUS Technical Specification表(20℃・確認日2026-08-22)では、DD-Xは1+4希釈で9分、ID-11はStock(原液)で7.5分、1+1希釈で13分と記載されています。数値は表を参照してください。

QDD-Xは粉末と液体どちらですか
A

ILFORD公式のILFOTEC DD-X製品ページ(確認日2026-08-22)では液体濃縮タイプで、1+4に希釈して使い切り(one-shot)と案内されています。ID-11は同じくILFORD公式ページで粉末(1L・5L)と案内されています。

Q増感(プッシュ)するならどちらが向きますか
A

ILFORD公式のHP5 PLUSページにある「CHOOSING THE BEST ILFORD DEVELOPER」の一覧(確認日2026-08-22)では、「Maximum Film Speed」という行にDD-X(Liquid)とMICROPHEN(Stock・Powder)が挙げられています。「Best overall image quality」行では、EI400/27とEI800/30でDD-X(Liquid)とID-11(Stock)の両方が挙げられています。ID-11は「Maximum Film Speed」行には出てきません。

Q1+1や1+3のような節約希釈はありますか
A

ID-11は公式ページ(確認日2026-08-22)でStock・1+1・1+3の運用が案内されており、HP5 PLUS表には1+1で13分の記載があります。DD-Xの公式希釈は1+4のみで、他の希釈のHP5 PLUS表記載は確認できませんでした。

Q粒状やシャープネスはどちらが優れていますか
A

僕は現像していないため、写り・粒状・シャープネスの優劣は評価できません。ILFORD公式のHP5 PLUSページ(確認日2026-08-22)には『Finest grain』『Maximum Sharpness』といった区分表がありますが、これも公式の分類であって僕自身の実測ではありません。実際の仕上がりはメーカー公式データシートと自分のタンクでの結果で確認してください。

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