ロジナール(Rodinal)の希釈は1+25〜1+500
この記事のリンクには広告を含む場合があります。運営は匿名で、僕自身はロジナールで現像していない。
結論(先に)
ロジナール(ADOX RODINAL)の希釈幅は1+25から1+500まで。ADOX公式(2026-08-15確認)に「Dilution: 1+25 to 1+500」と明記されている。希釈後は一発使い切りで再使用できない。
画像出典: ADOX公式(2026-08-15 確認・自作の図解(データは出典の公表値))
35mmか120フィルムなら、ロジナールは1本につき原液最低5mlを使う。シートフィルムは基準が別で、4×5判なら4枚、8×10判なら1枚につき原液5mlだ。
確認できた公表値
| 項目 |
値 |
対象 |
出所 |
確認日 |
| 希釈比の下限 |
1+25 |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
| 希釈比の上限 |
1+500 |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
| 保存性 |
希釈後は一発使用・再使用不可 |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
| 35mm/120の最低使用量 |
原液5ml |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
| シートフィルムの使用量 |
4×5判4枚、または8×10判1枚につき原液5ml |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
| 現行処方 |
Agfa Leverkusenの2004年処方 |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
| 容量規格 |
濃縮100ml(Baby RODINAL)・濃縮500ml |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
| 誕生年 |
1891年・Berlin |
ロジナール |
ADOX公式 |
2026-08-15 |
表の値は全部、僕が2026-08-15にADOX公式ページで実際に確認したものだ。時間の列は無い。理由は末尾で説明する。
希釈の幅について
ロジナールの希釈は、ADOX公式が「Dilution: 1+25 to 1+500」と明記する範囲だ。1+25はかなり濃い側で、1+500は相当な高希釈になる。
ここまで幅広い希釈が公式に書かれているのは、僕が確認した限りロジナールらしい特徴だ。ただしこの幅のどこを選ぶと何分になるか、という組み合わせの数字はADOX公式のどこにも無い。
保存性と一発使用について
ロジナールは公式に「RODINAL is a one-shot developer and can not be re-used」と明記されている。実際にこの一文をADOX公式ページで確認した。
希釈した液はその場で使い切る前提で、翌日以降に取っておく使い方はできない。ここは僕も実際に確認した一文どおりに理解している。
必要な原液量について
高希釈・小タンクを使う場合、ロジナールは35mmまたは120フィルム1本あたり最低5mlの原液を求めるとADOX公式が案内している。
シートフィルムは条件が違う。4×5判なら4枚で原液5ml、8×10判なら1枚で原液5mlという指定だ。この数字は希釈液の総量ではなく、原液の下限だという点に注意したい。
現行処方と容量規格について
ロジナールの現行製造はADOXで、公式は「Agfa Leverkusen´s latest Rodinal* 2004 formula」に基づくと明記している。1891年にMomme AndresenがBerlinで生み出した処方の系譜だと公式は説明する。
旧いAgfa版の資料を参照するときは、この2004年という区切りを意識したほうがいい。容量規格は濃縮100ml(Baby RODINAL)と濃縮500mlの2種類だ。
確かめ方と未評価
僕はロジナールで実際に現像していない。時間・液温・撹拌・スタンド現像・写り・粒状・仕上がりは、僕にはまだ確認しようがない。
ここに書けるのは、ADOX公式ページ(2026-08-15確認)で確認した希釈・保存性・使用量・処方・容量規格の範囲だけだ。フィルムメーカーごとの現像時間は、ILFORD純正フィルムを除き、ADOX公式にもフィルムメーカー公式にも本文照合できる形の記載が見つからなかった。数字を出さずに空けている。第三者集約サイトの数値は結果表がJS描画で本文からの逐語照合ができず、今回も引用対象から外した。実際の現像条件は、作業の直前に必ず公式データシートで確認してほしい。仕様は改定されうる。
ロジナールの確認カルテも合わせて見てほしい。
データを図で見る
下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。
図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長)青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:現像液ごとの現像時間の幅(最短〜最長)同じ現像液でもフィルムと希釈で幅が出る。2件以上在る現像液だけ。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:希釈 1+50 の体積比表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。図:希釈 1+25 の体積比表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。図:希釈 1+100 の体積比表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。図:この記事に関係するデータのフィルム別の件数件数はデータの厚みで、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:液温ごとの件数(どの温度で書かれているか)資料が20℃で書かれているのか他の温度なのかは、そのまま読者の作業条件になる。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:この記事のデータの現像時間の分布分の数値が取れた行だけを数えている。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:モノクロ現像の工程の並び工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。図:現像タンクの断面(どこに何が入るか)位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10)うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10)同じくDBの厚み。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8)どの希釈で資料が書かれているかの分布。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27図:この記事の図の元になっているDBの規模数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27