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ロジナール(Rodinal)の希釈は1+25〜1+500|公式データで確認(確認日2026-08-15)

初出 データ確認 更新の記録 2件

この記事の更新の記録(2件)
  • 出典主義で全面書き直し(公式値を出典つきで掲載・同URL維持)
  • 出典主義で全面書き直し(公式値を出典つきで掲載・同URL維持)
図1:この記事に関係する組合せの現像時間(12件)
現像時間(分)Adox ORT 25Rodinal / 1+25 / EI25 / 20℃4分Adox Scala 50Rodinal / 1+25 / EI50 / 22℃10分Agfa Aviphot ASP 400 SRodinal / 1+50 / EI200 / 20℃11分Agfa Cinerex IC1NRodinal / 1+50 / EI50 / 20℃4.5分Agfa Cinerex IC1NRodinal / 1+50 / EI100 / 20℃5.5分Arista Ortho LithoRodinal / 1+100 / EI6 / 20℃3分BCG P-400Rodinal / 1+50 / EI400 / 20℃13分Fabfilm BU-400Rodinal / 1+25 / EI200 / 20℃12分Fabfilm BU-400Rodinal / 1+50 / EI400 / 20℃22分FilmNeverDie KURO 100Rodinal / 1+50 / EI100 / 20℃8.5分FT-12Rodinal / 1+100 / EI50 / 20℃45分Ilford Surveillance P3Rodinal / 1+50 / EI400 / 20℃14分
カルテに入っている一次資料の値をそのまま棒の長さにした図。数字は元の表記のまま(範囲や複数値はそのまま出す)。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図2:希釈 1+50 の体積比
希釈 1+50原液 1 : 水 50(この記事のデータで 10 件)全量を 51 とすると、原液は 1/51(2%)例:仕上がり 600mL なら 原液 11.8mL + 水 588.2mL比率1:50
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。

ロジナール(Rodinal)の希釈は1+25〜1+500

この記事のリンクには広告を含む場合があります。運営は匿名で、僕自身はロジナールで現像していない。

結論(先に)

ロジナール(ADOX RODINAL)の希釈幅は1+25から1+500まで。ADOX公式(2026-08-15確認)に「Dilution: 1+25 to 1+500」と明記されている。希釈後は一発使い切りで再使用できない。

値の比較図
画像出典: ADOX公式(2026-08-15 確認・自作の図解(データは出典の公表値))

35mmか120フィルムなら、ロジナールは1本につき原液最低5mlを使う。シートフィルムは基準が別で、4×5判なら4枚、8×10判なら1枚につき原液5mlだ。

確認できた公表値

項目 対象 出所 確認日
希釈比の下限 1+25 ロジナール ADOX公式 2026-08-15
希釈比の上限 1+500 ロジナール ADOX公式 2026-08-15
保存性 希釈後は一発使用・再使用不可 ロジナール ADOX公式 2026-08-15
35mm/120の最低使用量 原液5ml ロジナール ADOX公式 2026-08-15
シートフィルムの使用量 4×5判4枚、または8×10判1枚につき原液5ml ロジナール ADOX公式 2026-08-15
現行処方 Agfa Leverkusenの2004年処方 ロジナール ADOX公式 2026-08-15
容量規格 濃縮100ml(Baby RODINAL)・濃縮500ml ロジナール ADOX公式 2026-08-15
誕生年 1891年・Berlin ロジナール ADOX公式 2026-08-15

表の値は全部、僕が2026-08-15にADOX公式ページで実際に確認したものだ。時間の列は無い。理由は末尾で説明する。

希釈の幅について

ロジナールの希釈は、ADOX公式が「Dilution: 1+25 to 1+500」と明記する範囲だ。1+25はかなり濃い側で、1+500は相当な高希釈になる。

ここまで幅広い希釈が公式に書かれているのは、僕が確認した限りロジナールらしい特徴だ。ただしこの幅のどこを選ぶと何分になるか、という組み合わせの数字はADOX公式のどこにも無い。

保存性と一発使用について

ロジナールは公式に「RODINAL is a one-shot developer and can not be re-used」と明記されている。実際にこの一文をADOX公式ページで確認した。

希釈した液はその場で使い切る前提で、翌日以降に取っておく使い方はできない。ここは僕も実際に確認した一文どおりに理解している。

必要な原液量について

高希釈・小タンクを使う場合、ロジナールは35mmまたは120フィルム1本あたり最低5mlの原液を求めるとADOX公式が案内している。

シートフィルムは条件が違う。4×5判なら4枚で原液5ml、8×10判なら1枚で原液5mlという指定だ。この数字は希釈液の総量ではなく、原液の下限だという点に注意したい。

現行処方と容量規格について

ロジナールの現行製造はADOXで、公式は「Agfa Leverkusen´s latest Rodinal* 2004 formula」に基づくと明記している。1891年にMomme AndresenがBerlinで生み出した処方の系譜だと公式は説明する。

旧いAgfa版の資料を参照するときは、この2004年という区切りを意識したほうがいい。容量規格は濃縮100ml(Baby RODINAL)と濃縮500mlの2種類だ。

確かめ方と未評価

僕はロジナールで実際に現像していない。時間・液温・撹拌・スタンド現像・写り・粒状・仕上がりは、僕にはまだ確認しようがない。

ここに書けるのは、ADOX公式ページ(2026-08-15確認)で確認した希釈・保存性・使用量・処方・容量規格の範囲だけだ。フィルムメーカーごとの現像時間は、ILFORD純正フィルムを除き、ADOX公式にもフィルムメーカー公式にも本文照合できる形の記載が見つからなかった。数字を出さずに空けている。第三者集約サイトの数値は結果表がJS描画で本文からの逐語照合ができず、今回も引用対象から外した。実際の現像条件は、作業の直前に必ず公式データシートで確認してほしい。仕様は改定されうる。

ロジナールの確認カルテも合わせて見てほしい。

データを図で見る

下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。

図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長)
0分5.5分11分16.5分22分Agfa Cinerex IC1N4.5–6.5分Fabfilm BU-40012–22分
青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:現像液ごとの現像時間の幅(最短〜最長)
0分11.3分22.5分33.8分45分Rodinal3–45分
同じ現像液でもフィルムと希釈で幅が出る。2件以上在る現像液だけ。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈 1+50 の体積比
希釈 1+50原液 1 : 水 50(この記事のデータで 10 件)全量を 51 とすると、原液は 1/51(2%)例:仕上がり 600mL なら 原液 11.8mL + 水 588.2mL比率1:50
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+25 の体積比
希釈 1+25原液 1 : 水 25(この記事のデータで 4 件)全量を 26 とすると、原液は 1/26(3.8%)例:仕上がり 600mL なら 原液 23.1mL + 水 576.9mL比率1:25
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+100 の体積比
希釈 1+100原液 1 : 水 100(この記事のデータで 3 件)全量を 101 とすると、原液は 1/101(1%)例:仕上がり 600mL なら 原液 5.9mL + 水 594.1mL比率1:100
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:この記事に関係するデータのフィルム別の件数
件数Agfa Cinerex IC1N3 件Fabfilm BU-4002 件Adox ORT 251 件Adox Scala 501 件Agfa Aviphot ASP 400 S1 件Arista Ortho Litho1 件BCG P-4001 件FilmNeverDie KURO 1001 件FT-121 件Ilford Surveillance P31 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:液温ごとの件数(どの温度で書かれているか)
件数20℃16 件22℃1 件
資料が20℃で書かれているのか他の温度なのかは、そのまま読者の作業条件になる。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事のデータの現像時間の分布
件数5分未満3 件5〜8分3 件8〜11分2 件11〜15分5 件15〜20分1 件20分以上3 件
分の数値が取れた行だけを数えている。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:モノクロ現像の工程の並び
1前浴水(省く処方もある)2現像液温と時間が結果を決める3停止停止液または水4定着ハイポ/急速定着5水洗流水または交換法6乾燥水切り剤ののち吊る
工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。
図:現像タンクの断面(どこに何が入るか)
遮光された注液口(明室で液を出し入れできる)蓋(撹拌のとき外れないか毎回確認)リール=フィルムを巻く溝液(リールが完全に浸る量まで)タンク本体撹拌=反転
位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。
図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10)
件数510-Pyro99 件D-7669 件Acufine65 件HC-11042 件Acurol-N35 件ID-1130 件ACU-128 件Adox HR-DEV28 件Atomal 4927 件Eco Pro21 件
うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10)
件数Adox CHS 10048 件Adox CHS 2540 件Fomapan 10031 件Adox CHS 100 II30 件AgfaPhoto APX 10029 件Arista EDU Ultra 10024 件Ilford HP5+22 件AgfaPhoto APX 40021 件Adox Silvermax19 件Fomapan 40019 件
同じくDBの厚み。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8)
件数stock327 件1+1102 件1+10099 件1+983 件1+5048 件1+333 件1+1030 件1+1928 件
どの希釈で資料が書かれているかの分布。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事の図の元になっているDBの規模
件数現像時間の行(組合せ)1165 行フィルム(乳剤)の点数176 点現像液の点数162 点希釈の表記の種類80 種
数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27

図の元データは現像時間の一覧に全部載せている(絞り込みできる表)。値の取り違えを見つけたら出典のリンクから原文を確かめてほしい。

よくある質問

Qロジナールの希釈比はどこまで公式に確認できますか?
A

ADOX公式ページ(2026-08-15確認)に「Dilution: 1+25 to 1+500」と明記されている。ロジナール(ADOX RODINAL)は1+25の高濃度から1+500の超高希釈まで同じ原液で対応する設計だ。

Q希釈したロジナールは保存できますか?
A

できない。ADOX公式に「RODINAL is a one-shot developer and can not be re-used」と明記されている(2026-08-15確認)。希釈後は一発使用が前提で、再使用はできない。

Q35mmや120フィルムには原液がどれくらい必要ですか?
A

ADOX公式は、高希釈・小型タンクを使う場合、35mmまたは120フィルム1本につき最低5mlの濃縮原液を使うよう案内している(2026-08-15確認)。シートフィルムは4×5判4枚、または8×10判1枚につき原液5mlという別基準だ。

Qロジナールの容量規格は?
A

ADOX公式に「Confectioning: 100 ml conc. (Baby RODINAL) 500 ml conc.」とあり、濃縮100ml(Baby RODINAL)と濃縮500mlの2種類が確認できる(2026-08-15確認)。

Qフィルムごとの現像時間はADOX公式に載っていますか?
A

ILFORD純正フィルムを除き、載っていない。ADOX公式ページ(2026-08-15確認)には希釈比・保存性・使用量・容量規格・処方年の記載はあるが、他社フィルムメーカーごとの液温・時間・撹拌の指定は無い。この点は僕もまだ確認できていない。

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