出典はいずれも Pan F Plus の公式製品ページ(ilfordphoto.com/pan-f-plus-35mm/)に掲載されたTechnical Specification表。この記事ではID-11とPerceptolの2つに絞って数値を載せている。
選び方
Pan F PlusはISO50の低感度フィルムで、現像液を選ぶ軸は主に「粒状を優先するか、時間の短さ・汎用性を優先するか」になる。この軸で見るとID-11とPerceptolの立ち位置がはっきりする。
ID-11で現像する場合
ID-11 は粉末の汎用微粒子現像液で、1L・5Lの缶で溶解して使う。未開封なら冷暗所(4〜20℃)で無期限保存できる(ilfordphoto.com/chemistry/film-developer/id-11、確認日2026-07-23)。Pan F PlusではStock 6½分・1+1で8½分。スパイラルタンクで原液を使い回す場合、後続のフィルムごとに現像時間を延長する必要があるとID-11の確認カルテには記載しているが、具体的な延長率は今回の資料(公式ページ本文)からは確認できなかった=ここは要確認とする。
Perceptol も粉末の現像液だ。こちらは超微粒子・粒状性優先が売りで、原液使用ではやや減感する傾向がある(ilfordphoto.com/chemistry/film-developer/perceptol、確認日2026-07-23)。Pan F PlusではStock 14分。他のIlfordフィルムでの公式時間も下の表にまとめた。Perceptolはどのフィルムでも時間が長めに出ている。
この記事で確認できたのはIlford公式ページに載っている現像時間・希釈・保存条件だけ。実際に現像した仕上がり(粒状感・階調・自分のタンクでの再現性)は僕自身まだ確かめていない。ここを判断材料にする場合は、公式のPan F Plus・ID-11・Perceptolの各ページにあるデータシートPDFも合わせて確認してほしい。
今回対象外にしたもの
MICROPHEN・ILFOTEC HC・ILFOTEC LC29・ILFOTEC DD-Xも同じ公式表に時間が載っているが、今回の記事はID-11・Perceptolの2つに絞って確認カルテを作った。ILFORD以外の現像液(RodinalなどA社・B社の他社製品)との組合せはPan F Plusの公式ページに記載がなく、僕の手元では確認できていない。メーカー非公式・参考値になる情報を、確認できた顔で埋めることはしない。
Ilford公式のTechnical Specification表(20℃)では、Pan F PlusはID-11 Stockで6½分と案内されている。Perceptolは同じStockで14分だ(ilfordphoto.com/pan-f-plus-35mm/、確認日2026-07-23)。粒状を最優先するならPerceptol、汎用的に使い回すならID-11という整理になる。ただし実際の粒状感・階調は僕自身まだ評価していない=公式データシートPDFで確認してほしい。
Pan F Plusの公式ページのTechnical Specification表に載っているのはID-11・MICROPHEN・PERCEPTOL・ILFOTEC HC・ILFOTEC LC29・ILFOTEC DD-X・ILFOSOL 3のみ(確認日2026-07-23)。他社現像液との組合せは同ページに記載がなく、僕の手元では確認できていない=要確認とする。