イルフォード マイクロフェン(Microphen)の現像時間|HP5+・Delta 3200の公式データ確認
イルフォード公式のHP5+ページでは、Microphen(Stock)がEI1600/33とEI3200/36の「Best overall image quality」区分と、独立した「Maximum Film Speed」区分の両方に挙げられており、増感現像向けの選択肢として位置づけられています。現像時間は公式Technical Specification表(20℃)でHP5+がStock 6½分(EI400)・16分(EI3200)、Delta 3200がStock 9分と確認できており、粒状感や実効感度の実写評価は今回は未実施です。
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この記事の確かめ方
- ✅確認した事実:ILFORD公式のMicrophen製品ページ、HP5+の公式ページ(Technical Specification表・Choosing the best ILFORD developer欄)。取得日はいずれも2026-07-24(HP5+の現像時間値の一部は2026-07-23取得のDBカルテを継続使用)。
- ✅対象:Microphen(粉末・Stock中心)とHP5+・Delta 3200の組み合わせのみ。
- ❌未評価:増感時の粒状感・実効感度の実写結果、他フィルムとの組み合わせ、溶解後の保存期間。
- 🔄価格・仕様・データシートの数値は改定されうるため、購入前に必ず公式で最新版を確認してください。
マイクロフェンの確認カルテには、公式ページから確認できた情報をまとめています。
結論(先に)
- 増感(プッシュ)前提でフィルムの実効感度を稼ぎたい人向け→ILFORD公式のHP5+ページで、EI1600/33・EI3200/36の「Best overall image quality」区分と、別途の「Maximum Film Speed」区分の両方にMicrophen(Stock)が挙げられている。
- 現像時間の具体的な数字だけ知りたい人向け→下の表へ。
- 粒状感や写りの評価をあてにしたい人→今回は未評価。ILFORDの公式データシート、または各社の現像デモ・作例ページで確認してください。
Microphenとは(確認できた範囲)
Microphenは粉末タイプの現像液です。ILFORD公式の製品ページで確認できたのは「1 litre」「Powder」という商品区分の表示のみで(取得2026-07-24)、詳しい溶解手順や保存期間はページ上には記載がありませんでした。
HP5+の公式ページの「Choosing the best ILFORD developer」欄では、EI1600/33とEI3200/36の「Best overall image quality」区分にMICROPHEN(Stock)とILFOTEC DD-Xが挙げられています。同じページには「Maximum Film Speed」という独立区分もあり(こちらにEI値の記載はありません)、そこにも同じ組み合わせ(ILFOTEC DD-X・MICROPHEN(Stock))が挙がっています。つまりIlford自身が、増感側の選択肢の一つとしてMicrophenを位置づけていることは確認できます。ただし「粒状が粗くなる/細かい」といった写りの評価は、僕はまだ実測していません。
現像時間(確認できたフィルム×希釈のみ)
| フィルム | 希釈 | 現像時間 | 相当EI・備考 |
|---|---|---|---|
| HP5 PLUS(135) | Stock(原液) | 6½分 | EI400(HP5+公式Technical Specification表・20℃) |
| HP5 PLUS(135) | Stock(原液) | 16分 | EI3200/36°・増感側(同上) |
| Delta 3200 | Stock(原液) | 9分 | 各フィルム公式ページのTechnical Specification表・20℃(DBカルテ確認値) |
上記以外のフィルム(Delta 400、FP4+など)については、今回Microphenとの組み合わせの一次データを取得していません。数字を足すより「無い」とはっきり書く方が正直だと考えるので、該当フィルムの公式データシートを個別に確認してください。
増感現像で選ぶ時の考え方
増感で現像液を選ぶ時に揃えて見るべき軸は次の2つです。
- 希釈方式:MicrophenはStock(原液)中心。ただしHP5+の公式ページの「One-Shot Convenience」区分にはMICROPHEN(1+1)も挙げられており、原液以外の希釈での使い方も公式に示されています。
- メーカーの推奨区分:HP5+の公式ページでは「Maximum Film Speed」という独立した区分があり、そこにMicrophenが挙がっています。「Finest grain」「Maximum Sharpness」など他の区分には別の現像液(PERCEPTOL、ILFOSOL 3など)が挙がっており、目的によって公式の推奨自体が分かれています。
増感を最優先するか、粒状の細かさを最優先するかで、公式の推奨先そのものが変わる。ここを混同しないことが選び方の起点になります。
向いている人/向かない人
- 向いている人:実効感度を上げつつ微粒子をある程度保ちたい人(増感寄りの用途)。
- 向かない人:最微粒子を最優先する人。ILFORD公式の「Finest grain」区分にはMicrophenでなく別の現像液が挙がっています。
未評価の明示
粒状感・シャープネス・実効感度の実写結果は、今回まだ確認していません。公式データシート上の「対応可能」という位置づけと、実際に自分のネガでどう写るかは別の話です。判断材料が欲しい場合は、ILFORDの公式データシート(PDF)と、各社が公開している作例・デモページを直接確認することをおすすめします。
対象外にした点
今回はMicrophen単体、かつHP5+とDelta 3200の組み合わせに絞りました。ID-11・PERCEPTOL・ILFOTEC DD-Xなど他の現像液との比較、他フィルムとの組み合わせは対象外です。各現像液の確認カルテは順次追加します。
出典・確認日
- ILFORD公式 Microphen製品ページ(取得2026-07-24):https://www.ilfordphoto.com/chemistry/film-developer/microphen
- ILFORD公式 HP5 PLUS 35mm ページ(Technical Specification表・Choosing the best ILFORD developer欄、取得2026-07-24):https://www.ilfordphoto.com/hp5-plus-35mm/
- Delta 3200の現像時間はDBカルテの確認値(各フィルム公式ページのTechnical Specification表・20℃、確認日2026-07-23)を使用。
価格・仕様・データシートの記載内容は改定されることがあります。購入・現像作業の前に必ず公式サイトの最新情報を確認してください。