ケントメア400(Kentmere Pan 400)の現像時間とISO・対応現像液
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結論(先に)
ケントメア400はISO400/27°のフィルムです。ID-11・20℃でこの速度を測定しているとILFORD公式の技術データシートに書いてあります。公式のTechnical Specification表では、ID-11 Stockで9.5分、1+1で16.5分、MICROPHEN Stockで8分としています。ILFOTEC LC29の1+29は11分、ILFOTEC DDXの1+4は11.5分です。粒状や解像はメーカーの公称文言のみで、僕はまだ実写での評価をしていません。
ケントメア400のDB確認カルテ も合わせてご覧ください。
ISO感度
公式ページには「35mm, ISO 400, high speed, all purpose, black & white film.」とあります。技術データシートには、このISO速度定格をID-11現像液・20℃・間欠攪拌のスパイラルタンクで測定したと明記されています。日中のスナップから多少暗い室内まで扱える中庸な感度です。
現像時間(公式Technical Specification表・20℃)
ケントメア400 の現像時間を、ILFORD公式ページと技術データシート(PDF)の両方で確認しました。数字は分単位で、原文の表記のまま載せています。僕が突き合わせた範囲では、公式ページとPDFで同じ組み合わせの数値は一致していました。
他社製の現像液(Kodak D-76など)の時間も技術データシートには載っていますが、公式ページ側には出ていません。今回は公式ページ・データシート両方に載っている組み合わせだけを表に残しました。
フィルムのベース
技術データシートには「KENTMERE PAN 400 film is coated on 0.125mm/5-mil acetate base」とあります。0.125mmのアセテートベースに塗布されたフィルムです。
まとめずに
数値として言えるのは、ISO400・20℃という測定条件と、公式表に載っているID-11・MICROPHEN・ILFOTEC LC29・ILFOTEC DDXの現像時間だけです。粒状・解像・写りの評価は実測していないので、ここには書きません。埋めた顔をするより、確認できていないことを確認できていないと書く方針です。
確かめ方と未評価
✅確認した事実:ILFORD公式ページと技術データシート(KENTMERE PAN400 B26・PDF)の原文(2026-08-05取得)。✅手法:公式の可視本文のみを根拠にし、当サイトのDB確認カルテと突き合わせ。❌未評価:粒状・解像・実写の写りは実測前のため未評価です(メーカー公称の表記は出典つきで別途引用しています)。乳剤型・EI範囲など公式ページ・データシートに明確な記載が見当たらなかった項目は、この記事では扱っていません。🔄仕様は改定されうるため、購入・使用前は必ず公式ページで最新情報を確認してください。確認日:2026-08-05。
データを図で見る 下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。
図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長) 0分 4.4分 8.8分 13.1分 17.5分 Kentmere 400 8.5–17.5分
青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:希釈 1+1 の体積比 希釈 1+1 原液 1 : 水 1(この記事のデータで 2 件) 原液 水 全量を 2 とすると、原液は 1/2(50%) 例:仕上がり 600mL なら 原液 300mL + 水 300mL 比率 1:1
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。 図:希釈 1+49 の体積比 希釈 1+49 原液 1 : 水 49(この記事のデータで 1 件) 水 全量を 50 とすると、原液は 1/50(2%) 例:仕上がり 600mL なら 原液 12mL + 水 588mL 比率 1:49
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。 図:この記事に関係するデータの現像液別の件数 件数 Agfa 14 1 件 DK-76 1 件 Ilford Multigrade 1 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:サイト全体の現像時間の分布 件数 5分未満 127 件 5〜8分 283 件 8〜11分 325 件 11〜15分 238 件 15〜20分 102 件 20分以上 90 件
この記事に紐づくデータが少ないので、サイト全体の分布を出している。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:モノクロ現像の工程の並び 1 前浴 水(省く処方もある) 2 現像 液温と時間が結果を決める 3 停止 停止液または水 4 定着 ハイポ/急速定着 5 水洗 流水または交換法 6 乾燥 水切り剤ののち吊る 工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。 図:現像タンクの断面(どこに何が入るか) 遮光された注液口(明室で液を出し入れできる) 蓋(撹拌のとき外れないか毎回確認) リール=フィルムを巻く溝 液(リールが完全に浸る量まで) タンク本体 撹拌=反転 位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。 図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10) 件数 510-Pyro 99 件 D-76 69 件 Acufine 65 件 HC-110 42 件 Acurol-N 35 件 ID-11 30 件 ACU-1 28 件 Adox HR-DEV 28 件 Atomal 49 27 件 Eco Pro 21 件
うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10) 件数 Adox CHS 100 48 件 Adox CHS 25 40 件 Fomapan 100 31 件 Adox CHS 100 II 30 件 AgfaPhoto APX 100 29 件 Arista EDU Ultra 100 24 件 Ilford HP5+ 22 件 AgfaPhoto APX 400 21 件 Adox Silvermax 19 件 Fomapan 400 19 件
同じくDBの厚み。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8) 件数 stock 327 件 1+1 102 件 1+100 99 件 1+9 83 件 1+50 48 件 1+3 33 件 1+10 30 件 1+19 28 件
どの希釈で資料が書かれているかの分布。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:この記事の図の元になっているDBの規模 件数 現像時間の行(組合せ) 1165 行 フィルム(乳剤)の点数 176 点 現像液の点数 162 点 希釈の表記の種類 80 種
数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27