ILFOTEC DD-X 現像時間|HP5 PLUSは1+4で9分・公式表で確認
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結論(先に)
ILFOTEC DD-X の基本条件は1+4希釈・20℃・使い切り(one-shot)。ここに迷う余地はない。
HP5 PLUS は1+4で9分。ILFORD公式のHP5 PLUS技術仕様表で確認した(取得2026-08-05)。
FP4 PLUSは1+4で10分、DELTA 100 PROFESSIONALは1+4で10.5分。どちらもDBカルテで確認済み(確認日2026-07-23)。
画像出典: ILFORD公式 HP5 PLUS 35mm 技術仕様表 (2026-08-05 確認・自作の図解(データは出典の公表値))
出所:ILFORD公式 HP5 PLUS 35mm製品ページ(Technical Specification欄)
基準現像時間(1+4・20℃)
フィルム
希釈
時間
出典
HP5 PLUS
1+4
9分
ILFORD公式 HP5 PLUS 35mm技術仕様表(取得2026-08-05)
FP4 PLUS
1+4
10分
ILFORD公式データシート(DBカルテ確認・確認日2026-07-23)
DELTA 100 PROFESSIONAL
1+4
10.5分
ILFORD公式データシート(DBカルテ確認・確認日2026-07-23)
注:いずれも20℃・1+4使い切りが前提。フィルムが変われば時間も変わる。「DD-Xの現像時間」という単一の数字は存在しない。
選び方:DD-Xを比較する時に見る軸
希釈と使い切りかどうかをまず見る。液体現像液はコスト構造が粉末と違うからだ。次に増感適性、公式がどのEIまで推奨しているかを見る。最後に対応フィルムごとの基準時間があるかどうかを確認する。無い組み合わせは参考値扱いになる。
希釈・温度・使い切り
ILFOTEC DD-X は液体濃縮の微粒子現像液。1+4に希釈して使い切り、推奨現像温度は20℃(DBカルテ確認・確認日2026-07-23)。粉末現像液のように保存液を薄めて使い回す設計ではない。僕はまだ実際にDD-Xで現像していない。ここに書いたのは公式ページとDBカルテの値だけだ。
増感適性:公式は何と言っているか
ILFORD公式のHP5 PLUS 35mmページには「Best overall image quality」の一覧がある。EI400/27・EI800/30の感度域で、ILFOTEC DD-Xが挙げられている(取得2026-08-05)。同ページはHP5 PLUS自体について「push-processingに向いており、EI3200/36まで増感できる」とも説明している。
ここは正直に書く。この一覧は「どの現像液が向いているか」の推奨であって、それぞれ何分現像するかという分数の表ではない。増感に強いことと、増感時に何分かは別の情報だ。分数が必要な人は、ILFORD公式のHP5 PLUS技術データシート(PDF)かMassive Dev Chartで直接確認してほしい。
フィルムを変えると時間も変わる
DD-Xの「現像時間」を1つの数字として覚えるのは危険。HP5 PLUS(1+4・9分・取得2026-08-05)、FP4 PLUS(1+4・10分・DBカルテ確認2026-07-23)、DELTA 100 PROFESSIONAL(1+4・10.5分・DBカルテ確認2026-07-23)を確認済みだ。使うフィルムがこの3つ以外なら、この記事の数字をそのまま流用せず、そのフィルムの公式データシートを個別に確認してほしい。
確かめ方と未評価
このページはILFORD公式サイトのHP5 PLUS 35mm技術仕様表(取得2026-08-05)とDBカルテの確認済み数値(確認日2026-07-23)をもとに整理した。実際にDD-Xで現像した結果ではない。仕上がりの粒状感やシャドウの締まり方は未評価。増感時の正確な分数は、今回参照した資料の範囲では特定できなかった。この記事はDD-X単体の希釈・時間整理が目的で、ID-11・MICROPHEN・ILFOSOL 3など他の現像液との比較は扱っていない。使う前は、ILFORD公式のデータシートPDFかMassive Dev Chartで最新の数値を直接確認することを勧める。仕様は改定されうる。
確認日:2026-08-05。
関連して確かめたこと
データを図で見る 下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。
図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長) 0分 5.5分 11分 16.5分 22分 AgfaPhoto APX 100 7.5–12分 Ilford FP4 Type 517 Cin… 12–22分 AgfaPhoto APX 400 9–13分 Kodak BW400CN 12–20分
青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:現像液ごとの現像時間の幅(最短〜最長) 0分 6.3分 12.5分 18.8分 25分 Ilfotec DD-X 8–25分 Ilfotec DD 7.5–13分
同じ現像液でもフィルムと希釈で幅が出る。2件以上在る現像液だけ。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:希釈 1+4 の体積比 希釈 1+4 原液 1 : 水 4(この記事のデータで 14 件) 原液 水 全量を 5 とすると、原液は 1/5(20%) 例:仕上がり 600mL なら 原液 120mL + 水 480mL 比率 1:4
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。 図:希釈 1+5 の体積比 希釈 1+5 原液 1 : 水 5(この記事のデータで 1 件) 原液 水 全量を 6 とすると、原液は 1/6(16.7%) 例:仕上がり 600mL なら 原液 100mL + 水 500mL 比率 1:5
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。 図:希釈 stock の体積比 希釈 stock 原液のまま(希釈しない)(この記事のデータで 1 件) 原液 タンクに入れる液は全量が原液
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。 図:この記事に関係するデータの現像液別の件数 件数 Ilfotec DD-X 10 件 Ilfotec DD 6 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:この記事に関係するデータのフィルム別の件数 件数 AgfaPhoto APX 100 3 件 Ilford FP4 Type 517 Cine … 3 件 AgfaPhoto APX 400 2 件 Kodak BW400CN 2 件 Arista II 100 1 件 Fabfilm BU-400 1 件 Ferrania Orto 1 件 FilmNeverDie KURO 100 1 件 Kodak Technical Pan 1 件 Oriental Seagull 100 1 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:液温ごとの件数(どの温度で書かれているか) 件数 20℃ 10 件 24℃ 6 件
資料が20℃で書かれているのか他の温度なのかは、そのまま読者の作業条件になる。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:この記事のデータの現像時間の分布 件数 5分未満 0 件 5〜8分 1 件 8〜11分 6 件 11〜15分 6 件 15〜20分 0 件 20分以上 3 件
分の数値が取れた行だけを数えている。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:モノクロ現像の工程の並び 1 前浴 水(省く処方もある) 2 現像 液温と時間が結果を決める 3 停止 停止液または水 4 定着 ハイポ/急速定着 5 水洗 流水または交換法 6 乾燥 水切り剤ののち吊る 工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。 図:現像タンクの断面(どこに何が入るか) 遮光された注液口(明室で液を出し入れできる) 蓋(撹拌のとき外れないか毎回確認) リール=フィルムを巻く溝 液(リールが完全に浸る量まで) タンク本体 撹拌=反転 位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。 図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10) 件数 510-Pyro 99 件 D-76 69 件 Acufine 65 件 HC-110 42 件 Acurol-N 35 件 ID-11 30 件 ACU-1 28 件 Adox HR-DEV 28 件 Atomal 49 27 件 Eco Pro 21 件
うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10) 件数 Adox CHS 100 48 件 Adox CHS 25 40 件 Fomapan 100 31 件 Adox CHS 100 II 30 件 AgfaPhoto APX 100 29 件 Arista EDU Ultra 100 24 件 Ilford HP5+ 22 件 AgfaPhoto APX 400 21 件 Adox Silvermax 19 件 Fomapan 400 19 件
同じくDBの厚み。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8) 件数 stock 327 件 1+1 102 件 1+100 99 件 1+9 83 件 1+50 48 件 1+3 33 件 1+10 30 件 1+19 28 件
どの希釈で資料が書かれているかの分布。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27 図:この記事の図の元になっているDBの規模 件数 現像時間の行(組合せ) 1165 行 フィルム(乳剤)の点数 176 点 現像液の点数 162 点 希釈の表記の種類 80 種
数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。 出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com 確認日 2026-07-27