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イルフォード HP5 Plusの特性とスペック|ISO400・EI200〜3200のラチチュード(確認日2026-07-23)

初出 データ確認 更新の記録 1件

この記事の更新の記録(1件)
  • 公式ページを見直して「対応フォーマットと用途別の現像液選び(公式ページより追加確認)」を追記した(出典:ilfordphoto.com)

→ 表は横にスクロールできます(見出しをクリックで並び替え)

製品形態確認日 ▾公式
D-112026-07-27公式へ
Ilford HP5 Plus2026-07-23公式へ
ID-112026-07-27公式へ
Ilford Ilfotec DD-X液体濃縮の微粒子現像液。1+4 に希釈して使い切り(one-shot)。推奨現像温度20℃。DELTA PROFESSIONAL 系フィルムを引き立…2026-07-23公式へ
Adox Rodinal (Adonal)液体濃縮の高希釈現像液。1+25/1+50 などに薄めて一発使い切り(希釈後は保存不可)。原液のまま長期保存できるのが特徴。現行製造は ADOX。2026-07-23公式へ

この表はカルテ(公式ページ/データシートの確認記録)から自動で作っている。値が取れていない欄は「—」。 実写・実現像の写り/粒状はこの表に入れていない(未評価)。

図1:この記事に関係する組合せの現像時間(12件)
現像時間(分)D-76DIlford HP5+ / stock / EI400 / 20℃8.5分ParodinalIlford HP5+ / 1+25 / EI400 / 20℃6分ParodinalIlford HP5+ / 1+25 / EI800 / 20℃8分510-PyroIlford HP5+ / 1+100 / EI320 / 20℃8.75分510-PyroIlford HP5+ / 1+100 / EI400 / 20℃8.25・9・8.25分510-PyroIlford HP5+ / 1+100 / EI500 / 20℃8.75分510-PyroIlford HP5+ / 1+100 / EI800 / 20℃13.5分510-PyroIlford HP5+ / 1+100 / EI1600 / 20℃28分ACU-1Ilford HP5+ / 1+5 / EI400 / 21℃10.5分Agfa 12Ilford HP5+ / stock / EI800 / 20℃8分Agfa Ansco 72Ilford HP5+ / 1+19 / EI250 / 20℃5.5分Cinestill Df96 MonobathIlford HP5+ / stock / EI400 / 21℃6分
カルテに入っている一次資料の値をそのまま棒の長さにした図。数字は元の表記のまま(範囲や複数値はそのまま出す)。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図2:希釈 stock の体積比
希釈 stock原液のまま(希釈しない)(この記事のデータで 7 件)原液タンクに入れる液は全量が原液
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。

イルフォード HP5 Plusの特性とスペック|ISO400・EI200〜3200のラチチュード

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この記事の確かめ方

  • ✅ 確認した事実:ILFORD公式のHP5 Plus製品ページ(https://www.ilfordphoto.com/hp5-plus-35mm/)を2026-07-23に確認
  • ✅ 手法:掲載する数値・仕様は上記の公式ページに書かれている内容、または当サイトのDB確認カルテに登録済みの確認済みの値のみを使用
  • ❌ 未評価:粒状性・解像・写りの主観評価(実機での撮影・現像を行っていないため)
  • ❌ このページでは扱わない:現像時間(フィルム×現像液×希釈×温度の4条件が必要なため、別記事で扱う)
  • 🔄 仕様は改定されうるため、契約・購入前に必ず公式ページで確認してください
Ilford HP5 Plus - Black & white film
Ilford HP5 Plus - Black & white film.jpg(Wikimedia Commons)/撮影: Dnalor 01/ライセンス: CC BY-SA 3.0 at(無改変で使用)

結論(先に)

HP5 Plus(確認カルテはこちら)は、公称ISO400でありながらEI200〜3200まで押し引きできる広いラチチュードが公式に案内されているフィルムです。用途を選ばず幅広く使いたい人には向いていますが、極めて微粒子な仕上がりを最優先したい人には向きません(この判断はDB確認カルテのbest_for/not_forに基づきます)。粒状性そのものの実写評価はまだ行っていないため、ここでは公称スペックの整理にとどめます。

確認できているスペック

項目 状態
公称感度(ISO) ISO 400/27° 確認済み(2026-07-23)
実用ラチチュード(EI) EI 200〜3200 確認済み(2026-07-23)
乳剤型 要確認
ベース厚 要確認
対応する純正現像液(現像時間は別記事) ID-11 / MICROPHEN / ILFOTEC DD-X / ILFOTEC HC / ILFOTEC LC29 / ILFOSOL 3 確認済み(2026-07-23)
粒状・解像・写りの主観評価 未評価

乳剤型とベース厚は、ILFORD公式のHP5 Plus製品ページ(2026-07-23確認の範囲)にも当サイトのDB確認カルテにも数値が無く、正直に「要確認」としています。埋めた顔をして推測値を書くことはしません。

ISO400という公称感度の位置づけ

HP5 Plusの公称感度はISO400/27°です。ILFORD公式ページ(確認日2026-07-23)はこのフィルムを「high speed, fine grain, medium contrast black & white film」と説明しており、ジャーナリズム・ドキュメンタリー・旅・スポーツ・屋内の自然光撮影向けの選択肢として位置づけています。ここでいう「fine grain」「medium contrast」はメーカー側の説明文であり、当サイトが実測して確認した評価ではありません。区別してお読みください。

EI200〜3200という広いラチチュード

公式ページには「It has been formulated to respond well to push-processing and can be rated up to EI 3200/36°」という記載があり、増感(プッシュ処理)を前提にEI3200まで対応する設計であることが確認できます。DB確認カルテのpros欄にも「ラチチュードが広くEI200〜3200で使える」ことが確認済みの強みとして登録されています。

なお、当サイトのDB確認カルテのcons欄には「ISO400級ゆえDelta100等より粒状は粗い」という当サイト独自の相対的な整理も記録していますが、これはあくまで当サイトの位置づけであり、ILFORD公式ページに書かれている記述ではありません。公式ページはむしろ「fine grain」と説明しています。粒状の実写評価そのものは未評価のため、この記事では公式の「fine grain」という説明文と、当サイトが便宜的に置いた相対的な整理(cons)を混同しないよう分けて書いています。

対応している現像液(現像時間はここでは書かない)

ILFORD公式のHP5 Plus製品ページのTechnical Specification欄には、ILFORD純正の現像液ごとの希釈・現像時間の一覧表が掲載されています。対応する現像液は次の6種類です(確認日2026-07-23)。

  • ID-11
  • MICROPHEN
  • ILFOTEC HC
  • ILFOTEC LC29
  • ILFOTEC DD-X
  • ILFOSOL 3

ここで書けるのは「この6種類が公式に対応している」という事実までです。具体的な希釈比率や現像時間(分)は、フィルム単体のスペックではなく「フィルム×現像液×希釈×温度」の組み合わせで初めて意味を持つ数値なので、このページでは扱いません。現像時間が知りたい場合は、条件ごとに整理した現像時間まとめの記事をご覧ください。

なお、ILFORD以外のメーカーの現像液(ロジナール等)との組み合わせについては、公式ページ上で確認できる時間データがありませんでした。DB確認カルテのcross_brand_note欄もnull(未確認)のままです。メーカー横断の第三者集約データが存在する場合でも、当サイトは公式ドメインで確認できた事実だけを掲載する方針のため、ここでは「要確認」とだけ書いておきます。

未評価の項目について

粒状性・解像力・写りの雰囲気といった主観的な評価は、すべて未評価です。craforaはHP5 Plusの実機での撮影・現像を行っておらず、今後も行いません。実測前に「〜な写り」と断定することは、このサイトが最も避けたいことです。実際の写りを確かめたい場合は、公式サイトに掲載されているサンプル情報や、他の一次情報源を参照することをおすすめします。

対象外にした点

この記事では価格情報を扱っていません。DB確認カルテのpricing_captured_atがnullで未取得のためです。価格が確認でき次第、別途カルテを更新します。


確認日:2026-07-23 仕様・製品情報は改定されうるため、購入・現像前に必ずILFORD公式ページで最新情報を確認してください。

対応フォーマットと用途別の現像液選び(公式ページより追加確認)

公式ページを2026-07-28に確認した。今回、新しい事実が2つ見つかった。

まず対応フォーマットだ。公式ページには35mm・120ロール・シートフィルムの3形態に対応するとの記載がある。これは確認済みの事実だ。

もう一つは現像液の選び方だ。公式ページには目的別のおすすめ現像液を示す欄がある。具体的な現像時間はここでは書かない。方針は変えていない。だが、どの現像液を選ぶかという案内自体は新しい情報だと僕は判断した。以下に整理する。

目的 公式が案内する現像液
画質最優先(EI400/27・EI800/30) ILFOTEC DD-X または ID-11(Stock)
画質最優先(EI1600/33・EI3200/36) ILFOTEC DD-X または MICROPHEN(Stock)
最微粒子 ILFOTEC DD-X または PERCEPTOL
最大シャープネス ILFOSOL 3 または ID-11(1+3)
増感耐性の最大化 ILFOTEC DD-X または MICROPHEN(Stock)
ワンショットの手軽さ ILFOSOL 3(1+9)、ID-11(1+1)、ILFOTEC DD-X/MICROPHEN(1+1)
経済性 ILFOTEC LC29(1+29)または ID-11(1+3)
迅速処理 ILFOTEC HC(1+15)

この表で目を引くのはPERCEPTOLという名前だ。これまでの記事で挙げた対応現像液6種類には無かった。ID-11・MICROPHEN・DD-X・HC・LC29・ILFOSOL 3の6つだ。PERCEPTOLは最微粒子の案内欄だけに出てくる。Technical Specification欄の希釈・時間表には載っていない。具体的な希釈や時間は確認できなかった。だから対応現像液として正式に加えるのは、まだ要確認としておく。

データを図で見る

下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。

図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長)
0分7分14分21分28分Ilford HP5+5.5–28分
青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:現像液ごとの現像時間の幅(最短〜最長)
0分7分14分21分28分510-Pyro8.25–28分Parodinal6–8分
同じ現像液でもフィルムと希釈で幅が出る。2件以上在る現像液だけ。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈 stock の体積比
希釈 stock原液のまま(希釈しない)(この記事のデータで 7 件)原液タンクに入れる液は全量が原液
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+100 の体積比
希釈 1+100原液 1 : 水 100(この記事のデータで 5 件)全量を 101 とすると、原液は 1/101(1%)例:仕上がり 600mL なら 原液 5.9mL + 水 594.1mL比率1:100
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+25 の体積比
希釈 1+25原液 1 : 水 25(この記事のデータで 2 件)全量を 26 とすると、原液は 1/26(3.8%)例:仕上がり 600mL なら 原液 23.1mL + 水 576.9mL比率1:25
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+1 の体積比
希釈 1+1原液 1 : 水 1(この記事のデータで 1 件)原液全量を 2 とすると、原液は 1/2(50%)例:仕上がり 600mL なら 原液 300mL + 水 300mL比率1:1
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:この記事に関係するデータの現像液別の件数
件数510-Pyro5 件Parodinal2 件ACU-11 件Agfa 121 件Agfa Ansco 721 件Cinestill Df96 Monobath1 件D-721 件D-76D1 件Exactol Lux1 件EXG11 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:液温ごとの件数(どの温度で書かれているか)
件数20℃14 件21℃5 件22℃2 件25℃1 件
資料が20℃で書かれているのか他の温度なのかは、そのまま読者の作業条件になる。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事のデータの現像時間の分布
件数5分未満0 件5〜8分5 件8〜11分11 件11〜15分4 件15〜20分0 件20分以上2 件
分の数値が取れた行だけを数えている。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:モノクロ現像の工程の並び
1前浴水(省く処方もある)2現像液温と時間が結果を決める3停止停止液または水4定着ハイポ/急速定着5水洗流水または交換法6乾燥水切り剤ののち吊る
工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。
図:現像タンクの断面(どこに何が入るか)
遮光された注液口(明室で液を出し入れできる)蓋(撹拌のとき外れないか毎回確認)リール=フィルムを巻く溝液(リールが完全に浸る量まで)タンク本体撹拌=反転
位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。
図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10)
件数510-Pyro99 件D-7669 件Acufine65 件HC-11042 件Acurol-N35 件ID-1130 件ACU-128 件Adox HR-DEV28 件Atomal 4927 件Eco Pro21 件
うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10)
件数Adox CHS 10048 件Adox CHS 2540 件Fomapan 10031 件Adox CHS 100 II30 件AgfaPhoto APX 10029 件Arista EDU Ultra 10024 件Ilford HP5+22 件AgfaPhoto APX 40021 件Adox Silvermax19 件Fomapan 40019 件
同じくDBの厚み。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8)
件数stock327 件1+1102 件1+10099 件1+983 件1+5048 件1+333 件1+1030 件1+1928 件
どの希釈で資料が書かれているかの分布。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事の図の元になっているDBの規模
件数現像時間の行(組合せ)1165 行フィルム(乳剤)の点数176 点現像液の点数162 点希釈の表記の種類80 種
数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27

図の元データは現像時間の一覧に全部載せている(絞り込みできる表)。値の取り違えを見つけたら出典のリンクから原文を確かめてほしい。

よくある質問

QHP5 Plusはどんなフォーマットで入手できますか?
A

公式ページの確認によると、35mm、120ロールフィルム、シートフィルムの3形態で提供されています(ILFORD公式、確認日2026-07-28)。

Q用途別におすすめの現像液はありますか?
A

公式ページには目的別(画質最優先・最微粒子・最大シャープネス・経済性など)のおすすめ現像液の案内があります。具体的な現像時間は別記事で扱う方針のため、ここでは現像液の組み合わせのみ整理しています(ILFORD公式、確認日2026-07-28)。

QHP5 Plusの感度はISOいくつですか?
A

公称ISO400/27°です。ILFORD公式ページ(https://www.ilfordphoto.com/hp5-plus-35mm/、確認日2026-07-23)に基づく確認済みの値です。加えて同ページはEI200〜3200までの広いラチチュードで使える旨を記載しています。

QHP5 Plusの現像時間は何分ですか?
A

このページでは扱いません。現像時間は「フィルム×現像液×希釈×温度」の4条件が揃って初めて意味を持つ数値のため、単独のスペック記事では書かず、現像時間まとめの記事で条件ごとに整理しています。要確認のまま書くと不正確になるための判断です(確認日2026-07-23)。

QHP5 Plusの粒状性やシャープネスはどうですか?
A

未評価です。craforaはHP5 Plusの実機現像・撮影を行っておらず、今後も行わない方針のため、粒状・解像・写りの主観的な評価は公開できません。公式ページのProduct Description欄の記述(fine grainという表現)はメーカーの主張として本文で引用元つきで紹介していますが、第三者による実測評価ではない点にご注意ください。

QHP5 Plusの乳剤型やベース厚は?
A

要確認です。ILFORD公式のHP5 Plus製品ページ(確認日2026-07-23時点で確認した範囲)には乳剤型・ベース厚の具体的な仕様値は掲載されておらず、当サイトのDB確認カルテにも値がありません。技術データシートPDF等での追加確認ができ次第、この記事を更新します。

QHP5 Plus以外の現像液(ロジナール等)でも使えますか?
A

要確認です。ILFORD公式ページには自社の純正現像液(ID-11・MICROPHEN・ILFOTEC DD-X・ILFOTEC HC・ILFOTEC LC29・ILFOSOL 3)向けのデータは掲載されていますが、それ以外のメーカーの現像液との組み合わせについては公式ページ上で確認できませんでした(確認日2026-07-23)。メーカー非公式の参考値として第三者集約データが存在する場合でも、当サイトは公式ドメインで確認できた事実だけを掲載する方針のため、ここでは書きません。

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