デルタ400×ID-11・DD-X・Microphen|現像時間まとめ(確認日2026-07-27)
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この記事の確かめ方
- ✅ 確認した事実:ILFORD公式のDELTA 400 PROFESSIONALデータシートPDF(Technical Information・取得2026-07-27)の現像時間表。加えてID-11・ILFOTEC DD-X・MICROPHENそれぞれの公式ケミストリーページとHP5+ 35mm公式ページの参考値(取得2026-07-23)。
- ✅ 手法:デルタ400自身のデータシートPDFに載る現像液×感度別の時間を主に採用。現像液の性格や別フィルム(HP5+)での参考値は補助として添えた。
- ❌ 未確認:実際に自分でデルタ400を現像して仕上がりを見た経験は無い。粒状感・解像感・増感時のコントラストなど写りの評価はできない。タンクや攪拌方法による時間差の実測もしていない。
結論(先に)
デルタ400専用のILFORD公式データシートPDFに、ID-11・ILFOTEC DD-X・MICROPHENそれぞれの現像時間表が載っている。標準的なEI400/27での時間は以下の通り。
- 標準的な仕上がりを狙うなら → ID-11。デルタ400公式データシートでEI400/27=9½分
- 微粒子重視で液体タイプが良いなら → ILFOTEC DD-X。デルタ400公式でEI400/27=8分
- 増感を視野に入れているなら → MICROPHEN。デルタ400公式でEI400/27=6½分、EI3200/36まで増感すると14分
以下は20℃/68°F・スパイラルタンクでの間欠攪拌を前提にした時間。連続攪拌やプレリンス無しのローテーション処理では最大15%短縮されるとデータシートに書かれている(ILFORD公式 DELTA 400 PROFESSIONALデータシートPDF・確認日2026-07-27)。
デルタ400公式データシートの現像時間表
| 現像液 | 希釈 | EI200/24 | EI400/27 | EI800/30 | EI1600/33 | EI3200/36 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ID-11 | Stock | 7分 | 9½分 | 11½分 | 14½分 | 19分 |
| ID-11 | 1+1 | 10分 | 14分 | 17½分 | 未記載 | 未記載 |
| ILFOTEC DD-X | 1+4 | 6分 | 8分 | 10½分 | 13½分 | 18分 |
| MICROPHEN | Stock | 5分 | 6½分 | 8½分 | 10½分 | 14分 |
| MICROPHEN | 1+1 | 8½分 | 11½分 | 15½分 | 19分 | 未記載 |
出典:ILFORD公式 DELTA 400 PROFESSIONALデータシートPDF・確認日2026-07-27。「未記載」は同PDFの表にその組み合わせの数値が無いことを示す。
選び方
この3液を並べて見る時の軸は「粉末か液体か」「希釈の自由度」「増感への強さ」の3つ。粉末(ID-11・MICROPHEN)は溶解の手間がある代わりに保存が利く。液体(DD-X)は計量が楽な代わりに希釈が1+4固定で選択肢が少ない。増感を前提にするかどうかで選ぶ液が変わる、という軸で見ると比較しやすい。
ID-11で現像する場合
ID-11はILFORD公式に「粉末(1L・5L溶解用)。微粒子の汎用現像液で、全ての黒白フィルムに使える定番」と説明されている(取得2026-07-23)。デルタ400公式データシートPDFの値は上の表の通り(確認日2026-07-27)。Stockは9½分、1+1は14分(EI400/27時)。参考として、同じ公式のHP5+ 35mmページではID-11は1+1で13分(確認日2026-07-23)。HP5+とデルタ400は別のフィルムだ。数字が違うのは乳剤設計の違いによるものだと考えられる。
ILFOTEC DD-Xで現像する場合
ILFOTEC DD-Xは液体濃縮の微粒子現像液で、1+4に希釈して使い切る(one-shot)設計。公式に「DELTA PROFESSIONAL系フィルムを引き立てる設計」と書かれている(取得2026-07-23)。デルタ400公式データシートPDFの値は上の表の通り(確認日2026-07-27)。1+4でEI400/27は8分。参考として同じ公式のHP5+ 35mmページでは1+4・9分(確認日2026-07-23)。使い切りなので保存の手間を避けたい人向け、という位置づけになる。
MICROPHENで現像する場合
MICROPHENは粉末の微粒子現像液だ。公式に「フィルム速度を活かす(増感に強い)設計」と説明されている(取得2026-07-23)。デルタ400公式データシートPDFの値は上の表の通り(確認日2026-07-27)。Stockは6½分、1+1は11½分(EI400/27時)。参考として、同じ公式のHP5+ 35mmページではMICROPHENは3200/36時に16分(確認日2026-07-23)。増感目的でMICROPHENを検討している場合、上の表のEI1600/33・EI3200/36の時間が目安になる。ただし僕自身はまだ増感現像を試していないので、粒状感の実感までは語れない。
未確認・未評価の範囲
- 実際に現像した粒状感・コントラストの仕上がりは、僕自身まだ現像していないので語れない。
- タンク・攪拌方法の違い(スパイラルタンク/深タンク/自動現像機)による時間差は、データシートに「連続攪拌やプレリンス無しのローテーション処理では最大15%短縮」と書かれている以上の実測はしていない。
- ILFOTEC HC・ILFOTEC LC29・ILFOSOL 3・Kodak系現像液など、データシートPDFに載っている他の現像液は今回のDB確認対象外のため扱っていない。
上記が気になる場合は、ILFORD公式のDELTA 400 PROFESSIONALデータシートPDFやMassive Dev Chartを直接あたることを勧める。
対象外にした現像液
デルタ400公式データシートPDFにはILFOTEC HC・ILFOTEC LC29・ILFOSOL 3・Acufine・Agfa Rodinal・Kodak D-76/HC-110/T-Max/Xtol・Tetenal Ultrafinの時間も載っている。今回のDB確認対象(ID-11・ILFOTEC DD-X・MICROPHEN)には入っていないため、この記事では扱っていない。
出典・確認日一覧:
- ILFORD公式 DELTA 400 PROFESSIONALデータシートPDF(https://www.ilfordphoto.com/amfile/file/download/file/1915/product/685/?___store=ilford_brochure&___from_store=ilford_uk) — 取得2026-07-27(現像時間表の主ソース)
- ILFORD公式 ID-11ケミストリーページ(https://www.ilfordphoto.com/chemistry/film-developer/id-11) — 取得2026-07-23
- ILFORD公式 ILFOTEC DD-Xケミストリーページ(https://www.ilfordphoto.com/chemistry/film-developer/ilfotec-dd-x) — 取得2026-07-23
- ILFORD公式 MICROPHENケミストリーページ(https://www.ilfordphoto.com/chemistry/film-developer/microphen) — 取得2026-07-23
- ILFORD公式 HP5+ 35mmページ(https://www.ilfordphoto.com/hp5-plus-35mm/) — 取得2026-07-23(参考値として使用)
現像液の仕様・処方はメーカー側の改定で変わりうる。実際に現像する前は必ずILFORD公式の最新データシートで確認してほしい。