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イルフォード デルタ3200の特性とスペック|EI3200名目と実効感度の違い(2026-07-23確認)

初出 データ確認 更新の記録 1件

この記事の更新の記録(1件)
  • 公式ページを見直して「推奨露出範囲とISO測定条件:データシートの追加情報」を追記した(出典:ilfordphoto.com)
図1:この記事に関係する組合せの現像時間(9件)
現像時間(分)510-PyroIlford Delta 3200 Pro / 1+100 / E…11分510-PyroIlford Delta 3200 Pro / 1+100 / E…13.5分510-PyroIlford Delta 3200 Pro / 1+100 / E…23分AcufineIlford Delta 3200 Pro / stock / E…9分Acurol-NIlford Delta 3200 Pro / 1+24 / EI…15分Acurol-NIlford Delta 3200 Pro / 1+50 / EI…10.5分FX-15Ilford Delta 3200 Pro / 1+1 / EI1…19.25分MoconIlford Delta 3200 Pro / 1+64 / EI…25分Prescysol EFIlford Delta 3200 Pro / 1+1+100 /…16分
カルテに入っている一次資料の値をそのまま棒の長さにした図。数字は元の表記のまま(範囲や複数値はそのまま出す)。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図2:希釈 1+100 の体積比
希釈 1+100原液 1 : 水 100(この記事のデータで 3 件)全量を 101 とすると、原液は 1/101(1%)例:仕上がり 600mL なら 原液 5.9mL + 水 594.1mL比率1:100
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。

イルフォード デルタ3200の特性とスペック|EI3200名目と実効感度の違い

この記事の確かめ方

✅確認した事実:Ilford公式のDelta 3200 Professional 35mm製品ページ本文(取得2026-07-23) ✅手法:DB確認カルテのfields(ISO・対応現像液・対応フォーマット)に載っている値のみを使用 ❌未評価:粒状感・解像感・写りの主観評価(実測前のため) 🔄仕様は改定されうる。契約・購入前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください

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結論(先に)

デルタ3200は、暗所や室内で高感度の黒白ネガを使いたい人向けのフィルムです。公式の名目値はEI3200/36°ですが、DB確認カルテ上では実効ISOは1000前後としています。純正現像液での現像は公式に規定がありますが、この記事では現像時間の数値そのものは書きません(理由は下記)。粒状や解像の良し悪しは、僕自身まだ実際に現像していないため「未評価」のまま正直に書きます。

微粒子・低粒状を最優先したい人には、この記事では判断材料を出せません。粒状感は後述の通り未評価だからです(実際に現像していないため)。実際の見え方は、公式サイトのサンプルや使用者のレビューなど体験に基づく情報源を別途確認してください。

選び方:このフィルムのスペックをどう読むか

高感度の黒白フィルムを選ぶとき、まず分けて考えるべきなのが「公称感度」と「実効感度」です。デルタ3200という名前がついていますが、これはメーカーが付けた名目のEI(Exposure Index)であって、実際にニュートラルに撮れる感度とは別物です。DB確認カルテでは実効ISOを1000前後としており、EI3200という表記そのものは増感前提の設計だとしています。

もう一つの軸が「公式に対応が明記された現像液の範囲」です。メーカーが公式にデータを出している組み合わせと、出していない組み合わせ(参考値扱い)を区別しないまま比較すると、根拠のない数値を信じてしまうことになります。

感度:名目EI3200 と 実効ISOの差

Ilford公式ページでは「ILFORD DELTA 3200 PROFESSIONAL is the world’s fastest black & white film with a nominal sensitivity of EI 3200/36°」と紹介されています。ただしこれは名目値(nominal)であり、DB確認カルテでは実効ISOを1000前後と整理しています(2026-07-23確認)。つまり「3200という数字をそのまま露出計に入れて使うフィルム」ではなく、増感現像を前提にした設計だと捉えるのが実態に近いということです。

正確にどのくらいの実効感度になるかは、使う現像液・希釈・温度・現像時間の組み合わせによって変わります。この記事では単一フィルムのスペックだけを扱うため、その組み合わせごとの数値には踏み込みません。

対応現像液:公式に載っている範囲と、載っていない範囲

公式のTechnical Specification表には、ID-11・MICROPHEN・ILFOTEC HC・ILFOTEC LC29・ILFOTEC DD-X・ILFOSOL 3という6種類の純正/推奨現像液について、希釈と現像時間が記載されています(2026-07-23確認)。ただし本記事では現像時間の具体的な分数はあえて書いていません。理由は、現像時間はフィルム単体ではなく「フィルム×現像液×希釈×温度」の4条件が揃って初めて意味を持つ数値だからです。単独のスペック記事に数字だけ切り出すと、条件を誤読されるリスクがあると判断しました。現像時間そのものは、現像液まとめの記事側で扱う予定です。

ILFORD公式以外の現像液(例えばRodinalなど他社製品)との組み合わせについては、DB確認カルテ上でも「公式の時間は確認できていない」扱いです(cross_brand_note: 要確認)。他社現像液を使う場合、公式に裏付けられた数値ではなく参考値であることを踏まえてください。

粒状・解像・写り:すべて未評価

粒状感や解像感、実際の写りの印象については、この記事では一切の評価を書きません。僕自身がまだこのフィルムを現像していないためです(★0:体験していないことを体験したように書かない)。公式ページには「unobtrusive grain structure」といった表現もありますが、これはメーカー側の宣伝文であり、僕が確認した客観的な事実ではないため、そのまま採用していません。

実際の写りの質感を知りたい場合は、公式サイトのサンプル、あるいは実際に使用したユーザーのレビューなど、体験に基づく情報源を別途確認することをおすすめします。

対応フォーマット

公式ページには「35mm and 120 Roll Film available」との記載があり(2026-07-23確認)、35mmと120ロールフィルムの両方が用意されています。このDB確認カルテは35mm版を対象としています。

対象外にした点

現像時間の具体的な分数、粒状・解像の評価、ILFORD以外の現像液との組み合わせの数値は、いずれも本記事の対象外としました。理由はそれぞれ上記の通りです。必要な情報が別記事にある場合は、そちらを確認してください。


確認日:2026-07-23。料金・仕様は改定されうるため、購入・現像の前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

推奨露出範囲とISO測定条件:データシートの追加情報

僕は今回、製品ページ本文に加えて公式のTechnical Information data sheet(PDF・取得2026-08-01)を確認しました。ここには推奨する露出設定の範囲が具体的に書かれています。

データシートは、名目EI3200/36の他に、EI400/27からEI6400/39までの範囲で良好な画質が得られるとしています(2026-08-01確認)。特に推奨される範囲はEI1600/33からEI6400/39です。

上限はEI25000/45まで試験できます。ただしデータシートは、この上限を使う前に必ずテスト露出をすることを条件としています(2026-08-01確認)。25000という数値は上限の目安であり、無条件で使える保証値ではありません。

項目 出所
良好な画質が得られる範囲 EI400/27〜EI6400/39 Ilford公式データシート
特に推奨される範囲 EI1600/33〜EI6400/39 Ilford公式データシート
試験可能な上限(要テスト露出) EI25000/45 Ilford公式データシート

ISO1000/31°の実効感度がどう測定されたかも明記されています。データシートには、ID-11現像液・20℃・スパイラルタンクでの間欠攪拌という条件で測定したとあります(2026-08-01確認)。この20℃という条件も、他の温度では数値が変わりうることを示しています。現像時間そのものは、既存記事の方針通りこの節でも扱いません。

データを図で見る

下の図は全部、うちのカルテに入っている一次資料の値だけを描き直したもの(新しい数字は作っていない)。実写の作例は出していない=写りの評価はしない方針。

図:同じフィルムでも現像液で何分変わるか(最短〜最長)
0分6.3分12.5分18.8分25分Ilford Delta 3200 Pro9–25分
青が最短、オレンジが最長。2件以上のデータが在るフィルムだけを出している。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:現像液ごとの現像時間の幅(最短〜最長)
0分5.8分11.5分17.3分23分510-Pyro11–23分Acurol-N10.5–15分
同じ現像液でもフィルムと希釈で幅が出る。2件以上在る現像液だけ。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈 1+100 の体積比
希釈 1+100原液 1 : 水 100(この記事のデータで 3 件)全量を 101 とすると、原液は 1/101(1%)例:仕上がり 600mL なら 原液 5.9mL + 水 594.1mL比率1:100
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+1 の体積比
希釈 1+1原液 1 : 水 1(この記事のデータで 1 件)原液全量を 2 とすると、原液は 1/2(50%)例:仕上がり 600mL なら 原液 300mL + 水 300mL比率1:1
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+24 の体積比
希釈 1+24原液 1 : 水 24(この記事のデータで 1 件)全量を 25 とすると、原液は 1/25(4%)例:仕上がり 600mL なら 原液 24mL + 水 576mL比率1:24
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:希釈 1+50 の体積比
希釈 1+50原液 1 : 水 50(この記事のデータで 1 件)全量を 51 とすると、原液は 1/51(2%)例:仕上がり 600mL なら 原液 11.8mL + 水 588.2mL比率1:50
表記の定義をそのまま図にしたもの(1+3=原液1に水3)。仕上がり量の例は比率からの割り算。
図:この記事に関係するデータの現像液別の件数
件数510-Pyro3 件Acurol-N2 件Acufine1 件FX-151 件Mocon1 件Prescysol EF1 件
件数はデータの厚みで、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:液温ごとの件数(どの温度で書かれているか)
件数20℃6 件21℃1 件23℃1 件24℃1 件
資料が20℃で書かれているのか他の温度なのかは、そのまま読者の作業条件になる。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事のデータの現像時間の分布
件数5分未満0 件5〜8分0 件8〜11分2 件11〜15分2 件15〜20分3 件20分以上2 件
分の数値が取れた行だけを数えている。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:モノクロ現像の工程の並び
1前浴水(省く処方もある)2現像液温と時間が結果を決める3停止停止液または水4定着ハイポ/急速定着5水洗流水または交換法6乾燥水切り剤ののち吊る
工程の順番だけの自作図。時間と液温は薬品ごとに違うので数値は書いていない。
図:現像タンクの断面(どこに何が入るか)
遮光された注液口(明室で液を出し入れできる)蓋(撹拌のとき外れないか毎回確認)リール=フィルムを巻く溝液(リールが完全に浸る量まで)タンク本体撹拌=反転
位置関係だけの自作図。容量や寸法は製品ごとに違うので入れていない。
図:サイト全体でデータが多い現像液(上位10)
件数510-Pyro99 件D-7669 件Acufine65 件HC-11042 件Acurol-N35 件ID-1130 件ACU-128 件Adox HR-DEV28 件Atomal 4927 件Eco Pro21 件
うちのDBの厚みの偏り。少ない現像液は資料が取れていないという意味で、良し悪しではない。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:サイト全体でデータが多いフィルム(上位10)
件数Adox CHS 10048 件Adox CHS 2540 件Fomapan 10031 件Adox CHS 100 II30 件AgfaPhoto APX 10029 件Arista EDU Ultra 10024 件Ilford HP5+22 件AgfaPhoto APX 40021 件Adox Silvermax19 件Fomapan 40019 件
同じくDBの厚み。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:希釈の表記の分布(サイト全体・上位8)
件数stock327 件1+1102 件1+10099 件1+983 件1+5048 件1+333 件1+1030 件1+1928 件
どの希釈で資料が書かれているかの分布。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27
図:この記事の図の元になっているDBの規模
件数現像時間の行(組合せ)1165 行フィルム(乳剤)の点数176 点現像液の点数162 点希釈の表記の種類80 種
数えただけの図。英語の Massive Dev Chart(18,000件超)にはまだ遠い=どこまで在るかを隠さずに出す。出典:digitaltruth.com / digitaltruth.com / digitaltruth.com確認日 2026-07-27

図の元データは現像時間の一覧に全部載せている(絞り込みできる表)。値の取り違えを見つけたら出典のリンクから原文を確かめてほしい。

よくある質問

Qデルタ3200はEI25000まで使えますか?
A

公式データシートには試験可能な上限としてEI25000/45の記載があります(2026-08-01確認)。ただし必ず事前にテスト露出をすることが条件とされており、無条件で使える保証値ではありません。実際の運用は自分の現像条件でテストしてから判断してください。

Qデルタ3200のISOは本当に3200ですか?
A

公式の名目値はEI3200/36°ですが、これは増感前提の設計です。DB確認カルテでは実効ISOは1000前後としています(2026-07-23確認)。正確な実効感度は自分の現像条件で変わるため、厳密な数値が欲しい場合は公式データシートを都度確認してください。

Qデルタ3200の現像時間は何分ですか?
A

公式のTechnical Specification表には現像液ごとの時間が載っていますが、この記事ではあえて数値を書いていません。現像時間はフィルム×現像液×希釈×温度の4条件で決まるため、単独のスペック記事で切り出すと誤解を招くと判断しました(2026-07-23確認)。現像液を決めた上で別記事の現像時間まとめを確認してください。

Qデルタ3200の粒状感や解像感はどうですか?
A

未評価です。僕自身まだ実際に現像していないため、粒が粗い/細かいといった感覚的な評価は書けません(★0)。公式ページには特性の記載がありますが、感覚的な評価はメーカー側の宣伝文なので、この記事では採用していません。

Qデルタ3200は他社の現像液(例えばRodinal)でも使えますか?
A

要確認です。DB確認カルテでは、ILFORD公式以外の現像液との組み合わせの公式時間は確認できていません(2026-07-23時点)。公式に載っているのはID-11・MICROPHEN・ILFOTEC HC・ILFOTEC LC29・ILFOTEC DD-X・ILFOSOL 3のみです。他社現像液を使う場合は参考値であることを踏まえて公式サイトや現像液メーカー側の情報を確認してください。

Qデルタ3200は35mmだけですか?120でも買えますか?
A

公式ページの記載では35mmと120ロールフィルムの両方が用意されています(2026-07-23確認)。この記事で扱っているのは35mm版のDB確認カルテです。

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